本日ご紹介するランキングはこちらです。
AI 活用ファンド純資産総額ランキングです。
AI をどのようにファンドの運用に取り入れているのでしょうか?
投資信託AI活用ファンドとはどのようなファンドなのか?
AI 活用ファンドは機械学習・ディープラーニングや
自然言語処理といった AI 技術を用いた AI 運用モデルを開発し、
リサーチレポートやニュース・決算情報など
様々なビックデータを分析し、
投資銘柄の選定や投資資産の配分を決定しています。

またAI活用ファンドにはタイプが二つあります。
・ AI運用モデルの分析結果を主体として運用を行うファンド
・AI分析結果をもとに最終的にはそのファンドマネージャーが意思決定を行うファンド
投資信託AI 活用ファンドのメリットとは何か?
AI は人間が処理しきれない過去の膨大なデータを分析し、
識別予測することができるという点でよいと思われます。
それゆえに投資判断に用いる情報量の種類や
量が格段に増加し投資機会を、
より迅速に追求することが可能となっています。
投資信託AI 活用ファンド市場規模はどのくらいなのか?
現在は
AI 活用ファンド48本もありまして、
資産総額は3700億円となっています。
公募投信全体の規模感から見ますと、1%に満たないので、
まだまだこれからだと思われる分野です。
投資信託AI 活用ファンドの純資産総額ランキング
それでは AI 活用ファンドの純資産総額ランキングを見ていきましょう。
1位 GS グローバルビッグデータ投資戦略 B コース為替ヘッジなし
2位 GS グローバルビッグデータ投資戦略 A コース為替ヘッジあり
3位 AI (人工知能)活用型世界株ファンド
4位 Y jamプラス!!
5位 米国分散投資戦略ファンド(5倍コース)

1位から5位までのうち上位4つのファンドは国内外の株式に投資するファンドです。
3位の AI 人工知能活用型世界株ファンドは、
AI 運用までの分析結果に
ファンドマネージャーの定性的な調査結果を加味して、
銘柄の選定を行っています。
こちらは最後は人の判断が加わるファンドということです
それ以外のファンドは AI 運用モデルにおいて、
投資銘柄が選定されています。
5位の米国分散投資戦略ファンド(5倍コース)
こちらは様々な資産に投資するバランスファンドで 投資資産の配分を AI 運用モデルで分析しております
ではひとつずつのファンドを見ていきましょう。
投資信託AI活用ファンドの純資産総額ランキング1位 GS グローバルビッグデータ投資戦略 B コース為替ヘッジなし
投資信託AI 活用ファンド第1位に選ばれたファンドは、2017年2月に設定されたファンドです。
特徴としては
日本を含む先進国の株式が主な投資対象です。
ファンドマネージャーは新データのリサーチや運用モデルの開発。
ポートフォリオの管理です。
組み入れ銘柄を見ると現在のテクノロジー 企業を代表する銘柄が多く組み入れられています。
またこちらのファンドはヘルスケア セクターのウェイトも高くなっています。

投資信託AI 活用ファンドの純資産総額ランキング3位 AI (人工知能)活用型世界株ファンドについて
こちらのファンドは2017年9月に設定されています。
日本を除く世界 の株式が主な投資先です。

AI に与えるビッグデータによって 同じ株式の ファンドでも銘柄が変わってくるのです。
投資信託AI 活用ファンドの純資産総額ランキング5位 米国分散投資戦略ファンド(5倍コース)について
こちらの投資信託は2019年11月に設定されたファンドです。
米国の株式・債券・リートまたコモディティなどに先物を利用して、
機械学習を用いて、投資資産の配分を行なっています。
先物を利用して、レバレッジをかけていますので、
実質的な純資産総額の5倍相当額を投資しています。
直近の投資配分をみると、全体の9割を米国債権が占めております。

米国の株式やリートは抑え気味になっています。
投信信託のAIファンドの注意点やデメリット
現在では
・過去にない事情を予測
・分析データに含まれていない事象を解き明かすことが苦手
今回のコロナショックのように過去にない事情を予測することや、
分析データに含まれていない事象を解き明かすことが苦手とされています。
どうしてこのような予測になったのかという過程がわかりにくい点も、
課題となっています。
今後は透明化が求められていくでしょう。
今後の AI の益々の進化が期待されます。
東京ビジネスオンデマンド